秘書になるために必要とされている資格はある?
秘書になるためには、複数の資格を持っておいたほうがいいでしょう。ただし、基本的には絶対に必要な資格はありません。秘書として持っておくと業務上役立つ資格が多いだけです。秘書技能検定と呼ばれる資格は存在しますので、合格しておくと秘書の仕事に大きく役立つでしょう。1から3級まで存在していますが、就職でアピールできる資格としては2級以上です。また、ビジネス実務マナー検定や、実務検定も役立つでしょう。
外資系企業に派遣される会社に勤務する場合は、海外のプレジデントにつくことができるよう、TOEICの成績が上位であることが求められます。できたらTOEFLの資格もあると、より英語能力が高いとみなされるでしょう。
特殊な資格もあるが必要なわけではない
医療関係者へ派遣される会社に勤務する場合には、医療秘書技能検定試験に合格している必要があります。医療関係者のサポートもできるとアピールしやすいため合格しやすいでしょう。
もし大学や短期大学で必要な授業を受講していれば、上級秘書士や秘書士といった資格を取得できますが、大学時代や短大時代に受講していない場合には、勉強に時間がかかるため、特に必要としません。
なお、最近では英語だけではなく、フランス語や中国語などが求められる場合もあるため、フランス語や中国語を学んでおくと通訳がてら秘書として雇ってもらえる可能性が高いです。スキルを高めてビジネスシーンで役立てるように準備しておくことが、秘書の最大限の役目といえます。
秘書の派遣は、専門の派遣業者に依頼します。企業にとって、派遣社員を活用すれば人選の手間が省けたり費用の削減ができたりします。